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ジュニアリーダーとボランティアスタッフ

8月23日に、白山金沢・京都美山プログラムが終了し、2016夏の「ふくしまキッズ」の全てのプログラムが終わりました。

福島県の学校では今週から2学期も始まり、真っ黒に逞しく日焼けしたキッズ達も、この夏の経験で一回りも二回りも大きく成長し、気持も新たに福島での日常生活をスタートさせたことでしょう。

さて「ふくしまキッズ」セカンドステージにおける新たな取組として、これまでに「ふくしまキッズ」に参加したことのあるOBOG(中高生)が、プログラムに参加した際に学生ボランティアのお兄さんやお姉さんにお世話になった経験を活かして、今度は自分たちがキッズ達のお世話をする「ジュニアリーダー」として参加する「ジュニアリーダー育成プログラム」があります。

今回、ふくしまキッズ初の試みとして白山と京都の2箇所で実施されました。

白山に参加してくれたジュニアリーダーは「小春(高3)」「姫万理(中2)」「愛梨(中2)」の3名で、こはるとひまりは、昨年行った「ドイツ・ザクセンプログラム」に参加、愛梨は「ふくしまキッズ・ニューヨーク報告会」でスピーチをした、いずれも国際派、いつも前向きで、何事にも積極的に取り組む、たいへんしっかりとした頼もしい面々です。しかし今回は初めてリーダーとしての参加。これまでの参加者としてのプログラムへの参加とは事情が異なり、初めて顔を合わせるキッズ達のチームワークを考え束ねたり、キッズ達の相談相手になったり、時には注意や指導を与えたり、慣れないリーダーシップの発揮に、苦労もしました。

その苦労は、これから新生福島の将来を担う人材(リーダー)として彼らが育ち、地域社会で活躍していく時に必ず役に立つと信じています。

そしてこの夏は新たな学生ボランティアスタッフとして「いくてぃ」と「池ちゃん」がプログラムに参加してくれました。2人共、将来、養護教諭を目指し、看護師の資格も持つ大変優秀な学生です。途中、体調不良を訴えるキッズや、日頃からのキッズ達のメンタル的なサポートもしっかりと行ってくれて、とても頼もしい存在でした。今回の経験も活かして、彼らの夢が叶い羽ばたいて欲しいと思います。

また、白山金沢プログラムのスタート当初からボランティアスタッフのレギュラーメンバーとして参加し、今年春からそれぞれの道へ進んだ「しんどぅ」「ゆめちゃん」「アユム」も、時間を作ってスポットでキッズ達のお世話をしてくれました。仕事帰りの疲れてるのに、たまの休みを返上してくれたり、実習で忙しいのに遠くから駆けつけてくれたり、以前の様にプログラム期間中ずっとは無理でも、少しでも足を運んでくれたりふくしまキッズの事を気に掛けてくれています。

さらに長崎プログラムを実施した長崎からは「しょこ」が、九州でも新たな取組主体で近い将来プログラムを実施すべく、運営研修を兼ねてボランティアとして参加してくれました。

彼らに共通するのは、誰かのために利他の精神で、それを当たり前のこととして、何の気負いもなくアクションをしているということです。昨今、世間や世界は何かと騒がしいですが、実はそのもう一方で、そのような思いを自然と持てる子どもたちや若い世代が生まれて来ているという事に、希望が持てる時代でもあるのだという事と共に、良質な社会教育(人づくり)が、この世の中を愛が溢れる平和な世界にしていくのだという事を改めて確信しました。

小春、姫万理、愛梨、いくてぃ、池ちゃん、しんどぅ、ゆめちゃん、アユム、しょこ、本当にありがとうございます。

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