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7日目 白山登山②

白山金沢プログラムのメインイベントとなる白山(標高2,702m)への1泊2日での登山。

2日目のルートは、エコーラインと五葉坂を通って白山室堂へ、そして室堂からいよいよ山頂の御前峰(2,702m)へ

 南竜山荘(2,080m)

 白山室堂(2,450m)

 御前峰(2,702m)

この日のスケジュールは個人個人のコンディションや体力に合わせて、01:00amに起きて山頂を目指すのと、朝まで南竜山荘でゆっくり休み、下山に備えて昨日の疲れを取るのと選択制にしました。

引き継ぎ山頂を目指すグループは、01:00amに起きて01:30amに出発、濃い霧の中を一歩一歩、白山室堂へと向かいます。

03:30amに白山室堂に到着しましたが、相変わらず霧は晴れません。

そして04:00am、いよいよ室堂から御前峰へ。

次第に霧が濃くなり霧雨のようになってきました。

強い風と濃い霧の中での山頂。

あいにく今回、ご来光は見られませんでしたが、それでも2,720mの山頂まで、行くことが出来た喜びと達成感とで満たされました。来年は開山1300年なので、菊理姫さん(白山の神様)から、また来年おいでってことですね(笑)

この後、晴れていればお池めぐりコースを通って大汝峰(2,684m)へ寄ってから白山室堂へ戻る予定でしたが、濃い霧とこの後天候の悪化が予想されるため、安全を再優先し、そのまま元来たルートで室堂へ戻ります。

室堂で、朝食の弁当を食べいる間に、急速に天候が悪化ついに雨が降り始めました。予報では午後から雨となっていましたが、半日ほど早く天気が変わった模様。断続的に降る強い雨の中、全員レインコートを着て、滑りやすい足元に気をつけながら、いつもより慎重に南竜山荘に向かって五葉坂とエコーラインを通って下山を開始します。

南竜山荘ではストーブを付け、濡れたウェアやザックを乾かし約2時間ほど疲れた体を休めてから昼食を食べて、ザックを応急処置でゴミ持ち帰り用のポリ袋に入れ、濡れないようにして引き続き麓(別当出合)まで砂防新道をゆっくりと足元に気をつけながら慎重に下山を続けます。

途中、中飯場辺りまで下ってくると少しずつ青空が広がり、別当出合につく頃には先程までの天気がまるで嘘のよう。これが山の天気、来年開山1,300年を迎える白山、きっと「また来年来て下さいね」ということだよと子どもたちにいうと「もうやだ〜」の声(笑)しかしキッズ達の表情は、何かを達成し終えた達成感に包まれた逞しい表情をしていました。

大人でも厳しいコンディションの中、キッズ達は皆で力を合わせて声を掛け合い、協力することによる連帯感や一体感は、天候に恵まれて「きれいだねぇ〜」という時よりむしろ強く感じます。

今回の登山を通してキッズ達はとても逞しく、協力することや人を思いやることなど、チームワークのを大切さを身に付けることが出来たのではないかと思います。

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